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| ●私とフィットネス | |||
私がフィットネスに携わり約20年以上、これまでの経験や体験を通して感じたことをお話させていただきます。 日本体育女子専門学校を卒業後、当時の(株)西武鉄道に入社し、社員としてbig box 西武アスレティッククラブのインストラクターとしてスタートしたのが、私とフィットネス業界との出会いでした。当時はアメリカからエアロビクスが上陸し、フィットネスが注目され始めた頃でした。インストラクターの仕事としては、エアロビクスはもちろんのこと、ウエイトトレーニングや子供体操・美容体操の指導・個人に合わせたプログラム等、すべてをこなす毎日でした。どれもが新鮮で充実していました。 しかし、華やかな世界の反面、その中で葛藤したり悩んだのが「どの方に対しても満足して頂けるサービスとレッスンを提供できているか?」ということでした。若さゆえ自分と他を比較して自信をなくすことも多々ありました。暗中模索をしながら4年過ぎましたが、そのときはまだ答えを出すことができませんでした。 |
![]() アクタスクラブ フィットネスインストラクター/介護予防運動指導者 斉藤 理佐 |
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そこで一度退社し考えてみようと思ったときに、現在在籍している「(有)アクタスクラブ」よりフリーのフィットネスインストラクターの誘いをいただきました。そこでの仕事は今まで「会社」という名前に守られていて井の中の蛙でいた私を大海に送り出してくれたといってもいいでしょう。 厳しい世界ではありましたが次のことを学びました。 (1) 自分自身が商品であること (2) どんな仕事でも期日までに商品としてきちんと仕上げてくること (3) レッスンでの反応はその場でダイレクトに自分に返ってくること (4) 努力と勉強は惜しまないこと それは自分を「プロ」として磨くために大変よい経験になりました。フィットネスには「答え」も「これでよい」という終点もなく、常に情報に耳を傾け、ワンレッスンごとの反応を無駄にせず、活かすことを考えてなければならず、辛いこともありましたがいつの間にかそれが習慣になり、努力することが苦でなくなると、いつまでも自分を向上させていきたいという姿勢に変わっていきました。 3年後結婚・出産を機に退職することになり、自分でも「母」という道を選びましたが、「これでフィットネスとは離れてしまうのかな」と少し複雑な思いもありました。 しかし2年後、周囲の方々から「子供のために何かやってあげたい!」という声を多く聞き「子育てサークル・のびのびkids」を主催することになりました。自分も子供3人になり子育てしながらでしたが、「子供との接し方がわからない」「どう遊んでいいのかわからない」という方たちのためにお役に立てればと、6年間運営しておりました。 しかし、時代の変化と共に母親の層も変わり「私だって同じことできるわ!」「習い事じゃないし!」「自分の子供さえ良ければいい」という言葉を耳にするようになり、「母親の立場」として運営でしたので、悲しい現実の目の当たりにしました。そこで、改めてインストラクターとして復帰しようと思い、某フィットネスクラブのアシスタントとして勤務させていただくようになりました。 しかし、そこで見たのは変わり果てたフィットネス業界でした。社員が少なく殆どがアシスタントといわれるアルバイトばかり。体育系の学校を出ているかと思えばそうでもなく、「学生時代運動部だったから」「自分のトレーニングが無料になるから」「昨日まで居酒屋でバイトしたました」など、唖然としてしまいました。要はその時間帯にシフトには入れるかどうかだけでした。 当然*前転も出来ない人が体操を教え*泳げない人が水泳を教え*運動したことない人がマシンの扱いを説明するという状態。どんな人でもできる「薄っぺらな職業」になっており、正直悲しくもあり情けないとも思いました。しかも「にわかインストラクター」はやはり続かず、皆あっという間に辞めてしまいサイクルも早いものでした。 20代の若者が多い中、当時私は35歳。「辞めたらもうチャンスはないかもしれない」という気持ちと「自分の好きな仕事が出来るなら」という思い。複雑でした。しかし、どんなに時給が安くても「自分はこの仕事をしていこう」と思い5年勤務しておりましたが、会社のあまりにも無責任なやり方や「契約社員」と名の付いただけで、急に誰に対しても横柄な態度をとり、それを教育指導する人が誰もいない現状に「自分の人生はこれでいいのか」「こんなフィットネス業界でいいのか」など、このままでは自分の感覚もおかしくなってしまうのではないかと思い退職させていただきました。 しかし、ここまでのフィットネスに携わってきた20年間の出来事は、現実社会を知る上で必要なことばかりでした。それは子育てや自分の考え方を変えていくのに活かしていくことができました。 昨年より(有)アクタスクラブに復帰させていただき、今までの経験をもとに新たなスタートを切らせていただきましたが、アクタスも例外ではなく、人材不足について悩むことがありました。 「自分は古くさいのか?」「時代の流れに沿ってないのか?」「ではどうすればいい?」と行き詰まりを感じていたときに「フィットネス研究会」に出会いました。年齢や性別の垣根を越え、自分の仕事に誇りを持ち、同じような疑問や意思をかかえ、志し高く、フィットネス業界を確立したしっかりしたものにしていこうという熱い思いに触れたとき、「良かった!自分だけではないんだ!」と大変感謝しました。 一方通行や堅苦しいものではなく、ディスカッションをしながら問題を解決していこうと思っている皆さんとの会話は尽きることがありません。会長の大久保さんはじめ、紹介してくださった事務局の前田さん、みなさんに大変感謝しております。これからも共に学び共に考えフィットネス業界を盛り上げていきたいと思う一人として微力ですが参加させていただけたらと思っております。 |
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